今やビジネスシューズでもブーツでも、ソール(靴底)はゴム系の素材が一般的です。
しかし一部高級ビジネスシューズや高級ブーツなんかだと靴底の素材に革を使ったレザーソールもあります。
目次
レザーソールの特徴
レザーソールの最大の特徴、メリットはゴム底のシューズに比べ通気性がいいため蒸れにくいこと。
ゴム底は下側が完全に閉じてしまっているため靴底革からは全く通気しません。
が、天然素材である革を使ったレザーソールは通気性に優れています。
さすがに底に穴が開いているような通気性最優先タイプに比べれるのはちょっと酷ですが、ゴム底に比べれば圧倒的。
履いてるときに蒸れにくいメリットだけでなく、収納時などに比較的カビにくい点も大きなメリットといえるでしょう。
またもう一つのメリットとして、比較的電気を通しやすいため静電気が起こりにくくなる点も挙げられます。
(静電気について詳しくは前回の記事 – 【豆知識】静電気体質の原因!靴にあり?! – をご覧ください。)
レザーソールのデメリット
レザーソールのデメリットとして、
・ゴム底に比べ滑りやすい
・ゴム底に比べすり減りが早い=寿命が短い
点が挙げられます。
レザーソールのデメリットでありゴム底のメリットともいえますね。
滑りにくさやすり減りの少なさはゴム底に敵いません。
また、水を吸ってしまい寿命を縮めるので基本的に雨の日は避けた方が無難という点もデメリット。
雨の日は普通の日よりも数十倍のダメージが来ると言われているので避けた方がよいでしょう。
元より雨の日は湿度が高く静電気も起こりにくいですし、無理にレザーソールのビジネスシューズ、ブーツをはく必要もないでしょう。
なお、寿命が短いとはいっても底部分の張り替え自体は可能です。
修理屋さんなどであえてゴム底に張り替えたりかかと部分にゴムを張るハーフレザーソールなども可能。
レザーソールのビジネスシューズやブーツなどはそれなりに高価なので、こうしたカスタマイズをして長く使うのも有りです。
まとめ 両方使い分けるのが一番!
靴の蒸れが気になる方には、ぜひぜひ一度レザーソールも試してみていただきたいところ。
確かにレザーソールにはいろいろとデメリットもありますがメリットも多きく、またゴム底にもメリットやデメリットはあります。
そこは適材適所、晴れの日はレザーソール、滑りやすく濡れてしまう雨の日はゴム底と使い分けるのが良いかと思います。