本日6月7日、ついに関東甲信越も梅雨入りしました。
もう少ししたらキレイな紫陽花が見られる季節ですね。
さて、梅雨になれば気になるのが鞄や財布、靴の雨による汚れ。
そんな鞄・財布・靴などの雨の時期のお手入れについてですが…
何よりまず防水スプレーです。
なぜって、防水スプレーには水に濡れにくくなるだけでなく、間接的に鞄や靴を長持ちさせる効果もあるのです。
詳しく解説します。
目次
防水スプレーをした方がいい理由
雨自体あまりキレイなものではなく、しかも雨の水分とともに繊維の奥まで汚れが入り込んでしまいます。
革の場合は水分による変色や膨張での傷みも。
濡れたまま湿気の多い場所に置くとカビが生えていまう可能性もあります。
防水スプレー自体が雨も汚れも寄せ付けず、濡れにくい分カビが生える心配も減ります。
しかも防水スプレーのいいところは単に水を弾くだけでなく、ホコリや排気ガスといった汚れから素材を守る効果もある点。
何もしないときに比べて段違いに汚れにくいので、お手入れの回数減ります。
雨の時期だけでなく普段から定期的なお手入れとしてかけておくとよいでしょう。
特に革製品は新品のキレイな状態を長くキープできるよう、購入後早めに防水スプレーをかけてあげた方がいいです。
スプレーするだけで簡単に効果が得られて、しかも使ってる人自身も不快な気分にならなくて済む。
防水スプレーはなんともいいことづくめなお手入れ用品なのです。
防水スプレーは革にやさしくないのでは?
防水スプレーは革にやさしくないと思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ汚れが付きにくくなるので革が傷むクリーナーを使わずに済み、より長持ちするようになります。
ただし、一部防水スプレーは使わない方がよい革もあるのでそういったものには使用しないよう注意が必要です。
防水スプレーはこの革にはNG!
まず光沢の美しいエナメルレザーは使わないようにしましょう。
エナメル樹脂で革の表面をガチガチにコーディングしているので、そもそも防水する必要がありません。
むしろスプレーによって光沢がなくなってしまったり、樹脂と反応してしまい変色してしまう場合もあります。
爬虫類系の革は非常にデリケートなので、防水スプレーは使わず、エキゾチックレザー専用のケア用品を使いましょう。
他にもブライドルレザー、オイルドレザーの新品のものは防水スプレーをする必要がありません。
というか、したところでブライドルレザーのろうやオイルドレザーの油分にはじかれてしまい、意味がありません。
しかしろうや油分が抜けたあとはほかの革と同じく保護したほうがいいので、ある程度使い込んだら防水スプレーを使うようにしましょう。
collonil製品がオススメ!
collonil(コロニル)は1909年にドイツで誕生したレザーケア用品のブランド。
防水スプレーだけでなく革用のいろいろなケア用品を出しており、レザークラフトのプロにも広く愛用されています。
もちろん防水スプレー自体はナイロン系のバッグや布の服など革以外の素材にも使えますので、一本持っておくと非常に便利。
当店でも取り扱っておりますので、これを機にぜひ一本手に入れておきましょう。